派遣社員として派遣会社に登録して、派遣先の企業で面談。
「うちで働いてください」と言われて派遣先の企業で働き始めたのはいいけれど・・・仕事の内容が聞いていたものと全然違う!
こんなトラブルがけっこうあるようです。
派遣社員として働く場合の仕事の内容について、法律ではどのように判断されるのでしょうか?
正社員だろうが派遣社員だろうが、会社と労働契約を交わす場合は「どんな仕事をするか」ということも決めておくのがあたり前です。
しかし、派遣社員の場合はもともと「足りない仕事のために人を補充する」という意味合いが強い契約のため、正社員よりもさらに細かくに仕事の内容が決められているのが普通です。
正社員なら「人手が足りないから雑用も引き受けて」と言われれば、ある程度は業務命令として認めざるを得ないでしょう。
しかし、派遣社員として仕事をしている場合は、労働条件として約束されていない仕事に応じる必要はありません。
もちろん多少の手伝いなら許容範囲と言えますが、認められる範囲が狭いということです。

ただし、派遣先の上司や社員が必ずしもその事実を知っているとは限りません。
もしも何の説明もなく契約書や労働条件明示書に書かれていない仕事をさせられそうになった場合は、まず派遣会社に連絡して会社間で問題を解決するように依頼しましょう。
「話が違う!」ということの原因が派遣会社と派遣先の誤解からなら、会社同士で話あってもらえば解決できる可能性が高いでしょう。
しかし、そもそも派遣会社がいい加減で「とにかく派遣先に従ってくれ」と労動者に泣き寝入りをさせるようなら事態は深刻です。
これは明らかに契約違反なので、派遣会社にそれをハッキリ主張して改善を求める必要あります。
また、契約違反が理由で予定通りに働けないことによって収入が減った場合は、その分の補償を求める権利も発生します。
さらに、派遣会社の中には派遣する業種への許可を持っていないために、違う業種で人を募集して無理やり働かせるという悪質な手段を取るところもあるようです。
法律に則って派遣事業を行っている派遣会社は、必ず許可番号か届出番号を持っているので「何かがおかしい」と思ったら厚生労働省に確認を取ってみてください。
もしも無許可で派遣を行っているようなら、そんな会社とは一刻も早く手を切るべきです。
| このコンテンツに関係する法律 労働基準法第59条 労働者派遣法第5条 |
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